和裁を始めるなら、まず知っておきたいのが「へら」と「ものさし」。これらは布に印をつけたり、寸法を正確に測ったりするための基本中の基本の道具です。この記事では、それぞれの役割と選び方、そして使い方のポイントをわかりやすく紹介します。
1. へらとは?
● へらの役割
へらは、布に印(折り目や縫い代)をつけるための道具です。チャコペンのように色はつきませんが、折り目としてしっかり残るため、絹など繊細な布にも最適です。
● 主な種類
- 竹製へら:軽くて扱いやすく、滑りが良い。昔ながらの定番。
- プラスチック製へら:安価で手軽。入門におすすめ。
- 金属製へら:耐久性あり。重量感があるので安定する。
● 選び方のポイント
- 手のひらに収まる長さ(15〜20cm程度)
- 持ち手が滑りにくく、力を入れやすい形状
- 先端が薄くてシャープ(折り跡がしっかり残る)
2. ものさし(和裁尺)とは?
● 和裁尺の特徴
和裁では「センチメートル」ではなく、尺・寸・分という単位が使われるため、専用のものさし(和裁尺)を使用します。
● 単位の目安
- 1尺 ≒ 30.3cm
- 1寸 ≒ 3.03cm
- 1分 ≒ 約3mm
● 選び方のポイント
- 尺・寸・分の目盛りが明確に見えるもの
- 折れにくく反りにくい素材(竹・木・アクリル)
- 長さは60cm程度が使いやすい
3. 実際の使い方と注意点
● へらの使い方
- 裁断前の布を裁ち板の上に置く
- 寸法を測った部分に軽くへらで線を引く(アイロン不要)
- 一度でしっかり跡がつくように、角度に注意して滑らせる
⚠ 注意:強くこすりすぎると布に傷がつく場合があります。
● 和裁尺の使い方
- 作図・裁断時に生地の上に置いて寸法取り
- 縫い代の印も尺目盛りで正確に記す
- へらと併用して線を引くと便利
ワンポイント:裁ちばさみと和裁尺はセットで使うと効率UP!
4. まとめ:道具がきちんとしていれば、仕上がりも違う
和裁は「道具の精度」と「正確な操作」が作品の美しさを大きく左右します。今回紹介した「へら」と「ものさし(和裁尺)」は、まさにその土台を作るもの。
初心者こそ、信頼できる道具を1つずつ揃えることが大切です。安価なものからでOK。まずは使い慣れるところから始めましょう。